語学留学を批判する(英語)
語学留学を批判する、と書きましたが、基本的には英語の初心者が、何も考えず、アメリカとかに行ってしばらく住んだら英語できるようになるんじゃーん、とか言っている感じの語学留学を批判するのであって、真剣に英語を勉強しに海外に行っている人を批判するのではありません。
でも、いるんですよ、たくさん。ただただ海外で、もちろん英語圏ですが、で生活すればそれなりに英語が出来るようになるのではないかと考えている人が。そんなはずは絶対ないっつーに。私はアメリカ人やカナダ人と結婚して英語できないのにいきなりアメリカやカナダに渡って、30年後未だに英語苦労してますなんて人をしっていますもん。
だから、英語圏で生活すれば、英語力が上がるのではないか、と単純に考えている人は、それは思いっきり間違いです。なぜなら、英語圏にいたところで、自分が主体的に言葉を覚えようとしない限り、英語なんて身に付く訳ないからです。
でも、そういう人は、ネイティブの子供が英語を自然に身に付けられるように、現地で生活さえすれば英語が身に付くと思っているんです。では、この考えのどこが間違っているのでしょうか?
英語は勝手に身に付かない!
この考えの間違っているところは、我々は既に大人だと言うところです。だって、子供は0歳からずーっとネイティブのそばにいて、他に何もする事がなくて、さらに他の言葉の干渉もなく言葉を学習しているのです。我々は、既に日本語という言葉をしっていますから、脳が空っぽな訳ではありません。いくら英語オンリーにして生活しようとしても、なかなかそうはいかない部分があります。
さらに、人間の脳は、ある一定の年齢になると、自然に音を聞き分けると言う事ができなくなります。これがどういう事かというと、いくら英語を聞き続けたところで、永遠に聞き取れるようにはならないということです。ある程度リズムなどをつかめるようにはなりますが、細かい音の違いなどを知る事はできないのです。
また、放っておいても文法を身に付けて行くのは、これも10歳くらいまでの子供独特の能力です。そういった自然に文法能力を身に付ける事ができるのは大人には無理な話なのであって、やはりしっかり英語は勉強しないといけないという事なのです。
というと、いや留学先でちゃんと学校にいくから大丈夫なんていう人もいるのですが、それなら日本でちゃんと英語学校にいくのと違わないんじゃないですか?何が違うんですか?というような話にもなってくるという事です。まあまわりが日本人だらけ、というような面は確かにあるのですが、それでも何十万もかけて留学して、日本人の友達だけで結局生活して、みたいな人が多いのであれば、本当に意味がありません。
そんなことより、日本でしっかりした英語の学習法や英語勉強法を身に付け、それに従い勉強する方が、相当良いと思います。独学で英語を身に付けたような人もたくさんいる訳です。
しかし、英語はオマケで最初から遊びに行くんだぜ、というような人は、逆にスッキリさっぱりしていて私には好感があります。でも、英語が出来るようになる事はないでしょうけどね(笑)。
留学は「プロの試合」に参加すること
語学留学は、スポーツなどでいえば、プロの試合に参加することです。ネイティブ達はそれまで一生かけて培ってきた英語の知識を全部使って、その場に応じたコミュニケーションを取っている、プロなんです。そんなところに、素人の選手が乗り込んで挑んでも、なかなか相手にされるわけがありません。
あなたがサッカーをしているとして、ある程度真剣にやっていたとしても、そのレベルでJリーグの試合とか入ってうまくプレイできますか、って話なわけです。
本当にやるべきことは、日本で完全な基礎体力をつけて、模擬練習をたくさんやって、問題なくそれなりの踏み込んだ英会話ができる、そういう状況になってからじゃないと、留学しても意味がない、っていう話なわけです。